地方からテクノロジーの最前線へ。AWS と出会って見つけた、理想の働き方と成長 – クラウドエンジニア 神代 亮

株式会社ヘプタゴンで働く社員に焦点を当てる社員インタビュー企画。

第14回となる今回は、2025年1月に入社したクラウドエンジニアの神代 亮 (かこみ りょう) を紹介します。

高校卒業後、ファクトリーオートメーション (FA) エンジニアとしてキャリアをスタートした神代さん。そこからアプリケーション開発を経て、AWS との出会いがキャリアの転機となりました。「顔を知らない100万人の幸せよりも、自分たちの身近な100人をテクノロジーで幸せにする」という企業理念に共感し、地元にいながらフルリモートによる柔軟な働き方ができるヘプタゴンへ入社。

そこから1ヶ月、少数のメンバーで500台を超えるサーバー管理を実現している仕組みに驚きながらも、互いに支え合う文化のなかで着実に成長を続ける神代さんに迫りました。

是非最後までお読みください。

※ 内容は2025年2月に行ったインタビュー時点のものです。

プロフィール

神代 亮 (かこみ りょう)

  • 青森県八戸市出身。2025年に株式会社ヘプタゴンへ入社。
  • 現在はクラウドオペレーショングループに所属し、AWS を使った IT インフラや仮想サーバーの構築・運用などを担当。
  • 幼少期は小学生になる前から家にあった Mac に触れて育ったパソコン少年。
  • 好きな言葉は「Stay hungry, stay foolish」(スティーブ・ジョブズ)
  • プライベートではバンドでベースを弾いたり、キャンプに行ったり、アプリを作ったり。

── 入社してから1ヶ月ですが、一言で表現すると?

「変化」です。

入社してから1ヶ月の間、本当に多くの面で変化を感じています。特に大きかったのは働き方の変化でしょうか。これまで朝8時半から夜まできっちりと出社する生活でしたが、今はフルリモートとフルフレックスで朝10時くらいから勤務を始める生活です。通勤時間も含めると3、4時間の違いがあって、生活リズムが大きく変わりました。

仕事の内容も、アプリケーションエンジニア寄りの業務からインフラエンジニア寄りの業務へと変化しました。これまでの経験を活かせる部分もありますが、新しい知識や情報を日々キャッチアップしながら進めていく必要があり、生活だけでなくエンジニアとしての変化を着実に感じています。

「変化」というと戸惑いや驚きなどネガティブな要素を連想することもありますが、この変化は決してネガティブなものではありません。新鮮味があって、すごく良かったと感じています。周りのメンバーのサポートもあり、新しい環境や働き方に自然と馴染んでいる実感があり、成長できているんじゃないかと思いますね。

── ヘプタゴンに応募された経緯を教えてください。

前職の会社がヘプタゴンにコンサルティングをお願いしていた時期があって、そこでの関わりがきっかけでした。

当時、私たちはデータ処理の大規模プロジェクトを進めていて、データ基盤に Amazon Redshift (AWS が提供する大規模データ収集・分析向けフルマネージド型データウェアハウスサービス) を採用するのがいいんじゃないかと考えていました。そんなとき、当時担当してくださった石澤さんらのチームから「Amazon S3 と Amazon Athena* を使う方法もありますよ」と提案をいただいたんです。このとき「ああ、こういう考え方もあるんだ」と目から鱗が落ちる思いでした。

* Amazon Athena … Amazon S3 内に格納したデータに対して SQL によるクエリを発行して、分析が行えるフルマネージド型サービス

打ち合わせを重ねる中で、ヘプタゴンの皆さんが AWS のどんなサービスに対しても深い知見をお持ちなのが印象的で「いつか自分もこういう風になれたら」と憧れが芽生えてきて。それと同時に、もっと AWS に関わる仕事がしたい気持ちが強くなっていきました。

ヘプタゴンを選んだ理由は、AWS に深く関われること以外にもあります。東北を中心に活動していて「顔を知らない100万人の幸せよりも、自分たちの身近な100人をテクノロジーで幸せにする」という理念に強く共感したんです。

また、立花さんとお話しする中で、この会社が効率的な仕事の進め方やプライベートとの両立を大切にしている文化を持っているのも分かりました。

前職では基本的に朝8時半から夕方5時半までの勤務で、夜10時まで残業するのも珍しくありませんでした。そんな環境から「早く仕事が終わったら帰っていい会社」という立花さんの言葉は、とても新鮮で魅力的に感じました。実際、フルリモートで柔軟な働き方ができる今の環境は、想像以上に快適です。

人と企業、両方の成長を実感できる場所を探していた私にとって、ヘプタゴンは理想的な選択だったと感じています。

── ヘプタゴン入社以前はどんな仕事をされていたんですか?

私のキャリアはヘプタゴンで3社目になります。振り返ってみると、その時々で異なる技術に触れる機会があって、それぞれ今の自分へつながっているように感じます。

1社目は、FA 関連の仕事をしていました。高校を卒業してすぐの18歳から21歳くらいまでの3年間です。今でこそ IoT という言葉が一般的になりましたが、当時からセンサーやデバイスを使った制御系のシステムに関わっていました。

その後、地元の八戸市にあるシステム会社へ転職しました。ここでは最初の2年ほど、アプリケーションエンジニアとしてコードを書いてプログラムを作る仕事をしていました。お客さんから AWS 上で Web アプリケーションとこれを動かす基盤を作って欲しいと依頼があって、そのプロジェクトで初めて AWS に触れることになったんです。

当時、AWS が何なのかも分からない状態で「今日からこれを作ってくれ」と突然言われて。 EC2 でサーバーを立てるところから始め、耐障害性を高めるために CloudFront や EC2 のオートスケーリング設定を取り入れる、更には本番とステージングの2環境を構築するなど、1〜2ヶ月という短い納期のなかで本格的な SaaS に取り入れられているような複雑な構成を調べながら作っていきました。

でも、この経験が私にとってのターニングポイントになりました。それまでは物理的なサーバーを購入して、設置と最初のセットアップを済ませてからアプリケーションを開発する流れが当たり前だと思っていたんですが、AWS は開発に至るまでの手間が圧倒的に少ないだけでなく、個人のアカウントでもすぐに試せるし、様々なサービスを組み合わせて新しいことができる。その可能性の広がりに、すごく面白さを感じたんです。

こうして振り返ってみると、FA の経験でハードウェアの基礎を学び、アプリケーション開発で論理的な思考を養い、そして AWS との出会いでクラウドの可能性に目覚めた… というように、それぞれの経験が今の自分の土台になっているように感じます。

── ヘプタゴン入社前に想像していたものと実際とで、違いはありましたか?

私が想像していた通りの部分も多かったです。というのも、入社前に3回の面接を経験していて、カジュアル面談で立花さん、その後に木幡さんと佐藤さん、最後に小賀さんと菊池さんという流れだったんですが、その過程で会社の様子をかなり具体的にイメージすることができました。

加えて、実際に入ってみてから「こんなにすごいのか」と驚いたことが一つあります。それは、メンバーが持つ知識の幅広さと、実際の運用規模です。

例えば、私たちが管理しているサーバーの数は500台を超えています。Lamdba 等のサーバレス環境で運用しているものを入れるともっと多くなるんですが、そういった大規模な環境では、どこかで必ず毎日のように障害は発生します。でも、チームのメンバーはそれを30分程度で解決してしまう。最初の頃は「どうやってこの時間配分を決めているんだろう」と不思議に思うくらいでした。

── 入社してから最も印象に残っている出来事や経験は何ですか?

特に心に残っているのは、セキュリティ関連の案件に携わり始めた時の出来事です。入社してすぐは障害対応やチームが請け負っている既存の環境についての学習など、オンボーディング的な内容が中心でした。それから徐々にお客様から依頼された AWS 周りに関することの調査や、Amazon Inspector (AWS 上にあるアプリケーションが動作する環境に対して、脆弱性診断やセキュリティリスク分析を行うサービス) を使った脆弱性検知の仕組みづくりといった、より専門的な業務に関わるようになりました。

この業務では、三浦一樹さんや水谷さんと一緒に仕事をする機会が多いのですが、皆さんとても温かく接してくださるんです。例えば、私が躓いているときには自然とフォローが入り、逆に私が誰かをフォローできた時には「ありがとう」という言葉が返ってきます。ヘプタゴンではお互いを支え合う文化が根付いていて、それがフルリモートでも十分に機能している。これには本当に驚きました。

── ヘプタゴンの文化で特に魅力的だと感じる点は何ですか?

コミュニティへのコミットメントです。例えば、三浦一樹さんや立花さんが様々なイベントで登壇されているのを見かけますし、技術書の購入支援など、メンバーの成長をサポートする制度が実際に活用されていて、これは本当に素晴らしい文化だなと実感しています。

── 今後、やってみたい仕事や取り組みたいことはありますか?

短期的には、AWS 認定ソリューションアーキテクトの資格取得に向けて準備を進めながら、現在担当しているセキュリティ関連の業務で実践的なスキルを磨いていきたいと考えています。

中期的には、木幡さんのように、チームメンバーのサポートができる存在を目指しています。そのために、技術力の向上はもちろん、JAWS-UG のような技術コミュニティ活動にも積極的に参加していきたいと思います。

── プライベートはどんな風に過ごされていますか?

長時間まとまった時間があるときは、自分の興味のあるアプリケーションを作ったり、ガジェットをいじったりしています。あと、2年ほど前からバンドを始めてベースをやっていたり、キャンプに行ったり、猫カフェに立ち寄ったり、友人たちと過ごす時間も大切にしています。特にキャンプは友達と一緒に行くことが多く、自然の中でわいわいと過ごす時間を楽しんでいます。

将来的には、自分でベース用のエフェクターを作ってみたいと思っていて、自分の求めるこだわりの音を作り出せたらと考えています。

── 入社を検討してる方にヘプタゴンの魅力を伝えるとしたら?

ヘプタゴンの最大の魅力は「新しいことにチャレンジしながら、会社の成長に関われる環境」だと私は考えています。

特に印象的なのは立花さんの存在です。社長でありながら、最前線で技術に向き合い、率先して様々なことにチャレンジされている姿を見ると、「こんな人がいるんだ」と本当に驚かされます。技術力が高いだけでなく、社長業との両立もされていて、その姿勢からは常に学ばせていただいています。

これからのヘプタゴンを一緒に作りませんか?

ヘプタゴンでは、東北を中心に、地域からグローバルに通ずる課題解決を共にするメンバーを募集中です。これを読んでヘプタゴンの採用に興味を持った方は、是非採用ページやコミュニティイベント、SNS 等でお声がけください。

カジュアル面談からの選考も受け付けておりますので、連絡・応募お待ちしております。

採用情報 – 株式会社ヘプタゴン

Information

株式会社ヘプタゴンについて

「世界中の顔を知らない100万人よりも、自分たちの身近な100人をクラウドで幸せにする」を経営理念に掲げ、主に東北地方のお客様に対してクラウド化やデジタルトランスフォーメーション (DX) 支援を行っています。

地方の課題は地方の企業が解決する「ビジネスの地産地消」というビジネスモデルによって、これまで300以上のプロジェクトで実績をあげており、2020年には東北の企業で初となるAWSパートナーネットワーク(APN)アドバンストティアサービスパートナーに認定されました。

近年は AI/IoT 技術を用いた地方自治体や地場産業のDX支援にも力を入れており、先端技術を取り入れ成長する意欲的な企業とヘプタゴンが協力して、生産性の向上や業務の改善、新しい働き方の導入支援などを進めています。

テクノロジーによる事業の成長を考えられているお客様は、業種問わず是非ヘプタゴンまでお気軽にご相談ください。

会社名:株式会社へプタゴン
所在地:青森県三沢市大字三沢字堀口164-336
設立:2012年7月20日
代表取締役:立花 拓也

事業内容
・フルマネージドサービス事業
・デベロップメントサービス事業
・コンシェルジュサービス事業

認定 : APN アドバンストティアサービスパートナー

コーポレートサイト : https://heptagon.co.jp/