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2025年1月31日、当社と株式会社エイチビーソフトスタジオ、株式会社 Fusic の三社で立ち上げた、地方のクラウド活用推進を加速する企業間コミュニティ「re:light local」主催のイベントを、鹿児島市鹿児島中央サテライトオフィス「+Monso」で開催しました。
とても素敵な会場を提供いただいた株式会社現場サポート様、ありがとうございます。
(参考) 鹿児島中央サテライトオフィス「+Monso」を開所。建設DX推進のための協働型施設を目指す。- PR TIMES
また、コミュニティ発足後4回目となる本イベントは、新たに鹿児島に拠点を構える AWS パートナー企業の株式会社クエイルが参画企業に加わりました。ヘプタゴンとしても同じ志を持った仲間が増え、とても嬉しいです。一緒に地方を盛り上げていきましょう。
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イベントは、セミナーとハンズオンの2部構成での開催です。
セミナー「地方だからできる!AWS 活用のポイントと導入事例」では AWS の提供するサービスが地方へもたらす恩恵と地方のクラウドビジネス事例紹介に焦点を置いた内容を提供しました。
ハンズオン「地方エンジニアのための AWS ハンズオン 〜生成系 AI を使った開発力強化のポイント」ではクラウド利活用の原動力となるエンジニアたちへ向けた AWS の生成系 AI サービスの利活用をテーマとした内容を参加者に提供しました。
初の南九州開催となる本イベントでしたが、のべ80名近い方の来場があり、盛況の中で終えることができました。冬の寒い中、お越しいただいた皆さん、ありがとうございました。
参加者による両日の SNS 投稿は以下 posfie よりご覧ください。
posfie : re:light local 鹿児島イベント「地方だからできる!AWS活用のポイントと導入事例」&「地方エンジニアのためのAWSハンズオン」投稿まとめ #地方だからできる
セミナー「地方だからできる!AWS 活用のポイントと導入事例」
基調講演 : AWS re:Invent 2024 トピックス(アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社)
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セミナーの基調講演には、アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 相澤 恵奏様をお迎えし、米ラスベガスにて2024年12月に行われた AWS のフラッグシップイベント「AWS re:Invent 2024」で発表されたアップデートに加え、地域のビジネスにおける AWS のクラウドサービスが果たす価値と、その活用における地域の AWS パートナー企業の役割など幅広い話題でお話しいただきました。
事例共有① : 地方企業の強みを活かす!AWSを活用したIoTシステムの開発事例とその裏側 (株式会社 Fusic)
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株式会社Fusic 岡嵜 雄平 様からは IoT 事例を3件紹介いただきました。アクアシャッターの稼働監視システムなど、今も運用しているシステムのお話を運用経験やノウハウを含めてお話いただき、改めて IoT が実社会の一端を担っていると感じました。
装置の点検業務など人に依存している作業がまだまだあると思いますので、ここで共有された内容は地方のいろいろな課題に役立ちそうです。
事例共有② : 愛媛AWS事例「地方だからこそのクラウド活用」(株式会社エイチビーソフトスタジオ)
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株式会社エイチビーソフトスタジオ 影浦 義丈 様からは、自社で手掛けた事例の経験を踏まえ、顧客満足を達成するためにどんな点を念頭において対処したのかをお話しいただきました。
プロジェクトの特性や必要な要件の見極めが大事で、流行りのサービスに食いつかずとも、実際は AWS の基本的なサービスでもほぼほぼ対応できる旨の発表は、改めて地方でのポジショニングにおいて重要なポイントだと思いました。
事例共有③ : 地方だからできた!東北でのAWS事例を一挙紹介!(株式会社ヘプタゴン)
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当社からはクラウドアーキテクトの三浦 一樹が登壇しました。AWS re:invent 2024 参加時にバッファローチキン早食い大会へ参加したというアイスブレイクから始まり、ヘプタゴンが目指している ”地域の CCoE” についての説明と、当社が手がけた地方での事例について発表を行いました。
三浦が述べた通り、地方で CCoE (クラウド活用推進組織)という看板を掲げるよりも、地方の人々がクラウドの恩恵を感じ、よりコアな課題に注力できる環境を作るのが一番だと当社は考えています。
スモールスタートで課題解決できるようサポートしていきますので、お気軽にお問い合わせください。
事例共有④ : Amazon Connectを活用した鹿児島のAWS事例のご紹介!(株式会社クエイル)
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株式会社クエイル 池田 武尚 様からは拠点を構える鹿児島の事例を紹介いただきました。
方言への対応など、いかに地域の方々に活用していただけるシステムにしていくかという試行と改善のプロセスは、たいへん参考になりました。
事例共有⑤ : 古びたEC2をCloudFrontとNLBで隠蔽したお話 (株式会社現場サポート)
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株式会社現場サポート 飯伏 政樹 様からは古びた EC2 とおっしゃるように10年以上稼働する EC2 をいかにメンテナンスして長く使えるようにするかをお話しいただきました。
スクラップアンドビルドではないミドルウェアやライブラリをほぐして繋ぎ直すアプローチは、まさに職人芸のような印象を受けました。
ハンズオン「地方エンジニアのための AWS ハンズオン 〜生成系 AI を使った開発力強化のポイント」
セミナーに続き同日夜には、re:light local 参画企業のエキスパート2名による AWS の生成系 AI サービスをテーマとしたエンジニア向けハンズオンを実施しました。
AWS が提供する生成系 AI サービスのインプットパートを挟みつつ、Amazon Bedrock と Amazon Q をそれぞれ取り入れた生成系 AI アプリケーションの構築をハンズオン形式で行っています。
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ハンズオン①:Bedrock と Transcribe を活用して対話型 AI サービスを構築しよう
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ハンズオン②:Amazon Q 利活用入門
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次回「re:light local」主催イベントは、2025年春開催予定
ヘプタゴンおよび「re:light local」では「地方でもできる」から「地方だからできる」を指針に、クラウドで地方の地力を高めるために、今後も地域の課題解決に寄り添った企業との協働を強化して参ります。
次回の re:light local 主催イベントは2025年春を予定しており、最新情報は本サイトやヘプタゴン公式 X アカウント (@heptagon_inc) にてお知らせ致します。今後の活動もご期待ください。
Information
株式会社ヘプタゴンについて
「世界中の顔を知らない100万人よりも、自分たちの身近な100人をクラウドで幸せにする」を経営理念に掲げ、主に東北地方のお客様に対してクラウド化やデジタルトランスフォーメーション (DX) 支援を行っています。
地方の課題は地方の企業が解決する「ビジネスの地産地消」というビジネスモデルによって、これまで300以上のプロジェクトで実績をあげており、2020年には東北の企業で初となるAWSパートナーネットワーク(APN)アドバンストティアサービスパートナーに認定されました。
近年は AI/IoT 技術を用いた地方自治体や地場産業のDX支援にも力を入れており、先端技術を取り入れ成長する意欲的な企業とヘプタゴンが協力して、生産性の向上や業務の改善、新しい働き方の導入支援などを進めています。
テクノロジーによる事業の成長を考えられているお客様は、業種問わず是非ヘプタゴンまでお気軽にご相談ください。
会社名:株式会社へプタゴン
所在地:青森県三沢市大字三沢字堀口164-336
設立:2012年7月20日
代表取締役:立花 拓也
事業内容
・フルマネージドサービス事業
・デベロップメントサービス事業
・コンシェルジュサービス事業
認定 : APN アドバンストティアサービスパートナー
コーポレートサイト : https://heptagon.co.jp/