『知らないことは夢見れない』─ 地方の可能性を広げるために、技術と知見を共有する – クラウドアーキテクト 三浦 一樹

株式会社ヘプタゴンで働く社員に焦点を当てる社員インタビュー企画。

第13回となる今回は、2024年11月に入社したクラウドアーキテクトの 三浦 一樹 (みうら かずき) を紹介します。

是非最後までお読みください。

※ 内容は2024年12月に行ったインタビュー時点のものです。

プロフィール

三浦 一樹 (みうら かずき)

  • 北海道札幌市在住。2024年に株式会社ヘプタゴンへ入社。
  • 現在はクラウドアーキテクトとしてソリューションアーキテクトグループに所属。
  • 好きな言葉は「やってみる価値はありますぜ!」(機動戦士ガンダム 逆襲のシャアより)
  • プライベートでは深夜ラジオを愛聴。欠かさず聞くのはオードリーと佐久間宣行さんのオールナイトニッポン。

── 入社してから1ヶ月半ですが、一言で表現すると?

そうですね…「いきなりフルスロットル」という感じです。

想定を上回るスピードで様々なことが動き始めていて、初日から前職の社長との商談に同席したり、カンファレンスに参加したり、対外的な登壇も決まっていたりと、フルリモートと言いながら意外と家にいない日々を送っています(笑)

ただ、これは会社から強制されているわけではなく、自分で選んで参加している活動がほとんどです。コミュニティ活動などを「こっそりやっていた」前職と違い、積極的に外に出ていくのを推奨してもらえる環境なので、自分のやりたいことに思い切って挑戦できている実感があります。

── ヘプタゴンに入社された経緯を教えてください。

2024年6月末に名古屋で開催された CMC_Central 2024で、デジタルキューブの小賀社長に声をかけていただいたのがきっかけです。

私自身、放送業界で働いてきた経験から、地方企業が抱える課題に問題意識を持っていました。特に新しいことへのチャレンジや、予算配分、意思決定の自由度といった面で、地方ならではの制約を感じています。

その前から転職するならどこがいいかな〜、と考えてはいたんですよね。当時からヘプタゴンやデジタルキューブの Wantedly などは見ていて、会社の理念や方向性が自分の想いと合致していると感じていました。加えて、コミュニティ活動を通じて知見を広げたい想いも強く、その点でも会社が積極的にサポートしてくれる環境ですし、転職するならヘプタゴンかデジタルキューブしかないんじゃないかと考えていました。

ただ、その時点で転職を具体的に進めていたわけではありません。7月にシアトルでの Global AWS Heroes Summit (AWS HERO のみが招待されるクローズドな会合) で立花さんと朝食を共にする機会があり、そこでスマートフォンの小さな画面を見ながら会社の説明をしてもらった後、フルリモートワークであれば家族に貢献できる機会も増えるのではと考え、転職を真剣に検討し始めました。

その後、8月のお盆休みに家族との話を済ませてからはスムーズで、会話を重ねる中で自然と進んでいった印象です。

実は、小賀社長とはもっと前から面識があり、数年前のある勉強会で出会っていました。その時から私の活動を見ていてくださっていたようで、そういった縁も後押しになったように思います。

── 会社の雰囲気や社風について、入社前の印象と実際に働いてみての印象を比較して教えてください。

社風や会社の雰囲気に関しては「想定通り」という印象です。元々コミュニティ活動などを通じて社内の方々とお付き合いがあったのもあり、外から見ていた印象とのギャップは特にありませんでした。

フルリモートワークの実態は興味深かったです。会社からは「日中の用事は気にせず対応して良い」と言われていたのですが、最初は「制度はあるけど、実際には使いづらいんじゃないか」と思っていました。

なので「俺は使える制度は使っていくぞ」というスタンスで臨んでみたところ、実は皆が自然に活用していて、肩の力が抜けました。例えば歯医者に行くときや役所での用事など、日中の外出も Slack で一言共有すれば問題ない、という文化が根付いているんです。フルリモートならではの柔軟な働き方が、制度としてだけでなく、実際の運用面でもしっかりと実現できている点は、とても印象的でした。

── 入社前に想像していた業務と実際の業務で、どのような違いがありましたか?

業務面では驚きもありました。

特に印象的だったのは、世の中でサーバレス技術 (クラウドプラットフォーマーのサービスを活用し、サーバの存在を意識しない技術体系やその考え方) が注目されている一方で、実際のお客様の多くが従来型の Amazon EC2(AWS が提供する仮想サーバ)を採用し、運用されている現実です。

前職では完全サーバレスでシステムを構築していた経験があるので、その違いには少し驚きました。

── チームの雰囲気はどうですか? メンバーとのコミュニケーションについて教えてください。

チームとしては、ソリューションアーキテクトグループに所属していて、佐々木さんがグループリーダーで、その上に立花さんが代表取締役として居る、という体制です。

佐々木さんとはまだ直接お会いしてないんですが、サウナとラジオが共通の趣味だと分かって(笑)

そんなこともあり、オンラインでもコミュニケーションは取りやすい関係ですね。

── 入社してから最も印象に残っている出来事や経験は何ですか?

一番印象的だったのは、転職した初日に新旧社長に囲まれてたことですね。

立花さんと一緒に前職の社長へ営業に行ったんですが、地方メディアの課題解決に貢献したい想いを持って転職を決意し、それを形にする第一歩を前職との関係から始められたのは、とても印象的な経験でした。

── 今後、どのようなことをしていきたいですか?

そうですね… 大きく2つの方向性があります。

1つは、地方メディアの課題解決に向けた取り組みです。放送業界にいた時、新しいことへのチャレンジが予算や仕組みの面で難しく、どうしても東京のやり方や決まったフォーマットに従わざるを得ないような状況がありました。

でも実際には、サーバレス技術を使えば予算を抑えながらシステムを構築できたり、クラウドを活用すれば新しいアプローチが可能だったり… そういった可能性があるんです。私自身、コミュニティ活動を通じてそれを学び、実践してきました。

ただ「知らないことは夢見れない」ですよね。可能性があることすら知らないと、諦めてしまったり、従来のやり方を踏襲したりするしかなくなってしまう。だからこそ、私たちの知見や経験を共有することで、地方企業の選択肢を増やしていきたいと考えています。

前職ではコミュニティなどで得た内容をとにかくアウトプットして「みんな真似すればいいじゃん」と言い続けました。実際に真似してくれた方もいて、AWS 公式の事例になったり、民放連の技術大会で賞を受賞したりする例も出てきました。そういった小さな成功体験を、今度はヘプタゴンという場で、より大きなスケールで実現していければと思っています。

もう1つは、これまでの経験が少ない分野でのチャレンジです。例えば IoT や物理的なシステムの構築など、映像配信以外の領域にも挑戦していきたいですね。特に北海道や東北では、農業や漁業、酪農など、様々な産業があります。テクノロジーの力でそれらの課題解決に貢献できる可能性を探っていきたいと思っています。

同じことばかりやるのではなく、色々なことにチャレンジしたいというのもありますね。新しい経験を積むことで、最終的なアウトプットの量と質も上がっていくと考えています。なんせ飽きっぽい性格なので(笑)

── 入社を検討している方に、ヘプタゴンの魅力をどのように伝えますか?

今の時期のヘプタゴンは、一緒に会社を作っていける段階として面白い時期だと感じています。2024年は組織が倍近く大きくなり、約半数が2024年に入社したメンバーという状況です。そのため、ルール作りなども試行錯誤しながら、みんなで話し合って決めていくような段階です。

例えば、出張時の勤務の付け方など、実際の運用の中で必要になってきたルールを、メンバーで意見を出し合いながら作っていって、みんなが慣れている最中です。そういう意味では、まだ組織として発展途上な部分もありますが、それも含めて楽しいと感じています。特に、一人一人の裁量が大きく、自分で考えて動ける環境というのは、私にとってはとても魅力的です。

また、メンバーから日々刺激をもらえる環境でもあります。例えば、課題があれば単に指摘するだけでなく、具体的な解決案を持って提案する人が多く、私自身も見習わなければと感じています。コミュニティ活動の面でも、最初は立花さんや菊池さんくらいしか知らなかったのですが、実際に入社してみると「すごい」と思える人たちがたくさんいて、日々良い刺激を受けながら仕事ができています。

新しいことにチャレンジしながら、会社の成長に関われる… そんな環境に魅力を感じる方には、今のヘプタゴンはとてもオススメです。

これからのヘプタゴンを一緒に作りませんか?

ヘプタゴンでは、東北を中心に、地域からグローバルに通ずる課題解決を共にするメンバーを募集中です。これを読んでヘプタゴンの採用に興味を持った方は、是非採用ページやコミュニティイベント、SNS 等でお声がけください。

カジュアル面談からの選考も受け付けておりますので、連絡・応募お待ちしております。

採用情報 – 株式会社ヘプタゴン

Information

株式会社ヘプタゴンについて

「世界中の顔を知らない100万人よりも、自分たちの身近な100人をクラウドで幸せにする」を経営理念に掲げ、主に東北地方のお客様に対してクラウド化やデジタルトランスフォーメーション (DX) 支援を行っています。

地方の課題は地方の企業が解決する「ビジネスの地産地消」というビジネスモデルによって、これまで300以上のプロジェクトで実績をあげており、2020年には東北の企業で初となるAWSパートナーネットワーク(APN)アドバンストティアサービスパートナーに認定されました。

近年は AI/IoT 技術を用いた地方自治体や地場産業のDX支援にも力を入れており、先端技術を取り入れ成長する意欲的な企業とヘプタゴンが協力して、生産性の向上や業務の改善、新しい働き方の導入支援などを進めています。

テクノロジーによる事業の成長を考えられているお客様は、業種問わず是非ヘプタゴンまでお気軽にご相談ください。

会社名:株式会社へプタゴン
所在地:青森県三沢市大字三沢字堀口164-336
設立:2012年7月20日
代表取締役:立花 拓也

事業内容
・フルマネージドサービス事業
・デベロップメントサービス事業
・コンシェルジュサービス事業

認定 : APN アドバンストティアサービスパートナー

コーポレートサイト : https://heptagon.co.jp/